2008.05.27 気持ち
以前Ｔさんに納めたテーブルの天板が反ってしまい、修正が難しいので
もう1台製作し直したものを先週末に納品に行ってきました。
事情があって当初は脚だけの構造でしたが、今回は通常通りの作り方で
製作したものです。
本当なら、すぐに直さなければいけないのですが、今年は2月頃から忙しくて
ご連絡頂いてから本当に長いことお待たせしてしまいました。
その都度事情を説明したのですが、「お忙しいでしょうからまだ大丈夫ですよ。」と
逆にお心遣いいただいてしまい、ごめんなさい。
出来立てのテーブルとお詫びの（お詫びになっていないけど）最近お気に入りのパン屋さんの
パンを幾つか持って伺いました。
Ｔさんの奥さんが、「もうすぐ主人も帰ってきますから」とおっしゃるので
一言お詫びしたいので、うちの職人さんを先に帰して待たせて頂くことに。
ただただお詫びするしかないのに、「逆にすいませんでしたね。」と言われては
本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
帰りがけに、Ｔさんが買ってきたパンをなぜか頂いて・・（あれ？パンの交換になってしまった。）
その上会社まで送って頂いてしまって・・（バスで帰るつもりだったのに。）
帰りの車中、「一体何をしにいったんだろう。」反省しきり。
会社に着いて車から降りると、Ｔさんが僕の手を握り
「ありがとうございました。」
突然のことなので、一瞬途惑ったのですが、海外生活もされていた方なので
こういう風に自然に感情を表現してくれたのだと思いました。
会社に戻ってから、改めて引き上げてきたテーブルを見ると、傷も汚れもなく
本当に大事に使っていたことが伺えます。
「本当に喜んで使って下さってたんだなぁ。」としみじみと、うれしく思います。
Ｔさん、今年の夏は花火大会に行きましょうね！
>ochi
＋Kaneda*mokko HP＋