2008.05.20 都市の有様
東京駅脇のJR東海新社屋。黒川紀章事務所設計だそう。ふぇ〜そう。
日曜日は、法事で久しぶりに東京へ行ってきました。
東京を離れて早5年近くが過ぎ、だいぶ栃木にも慣れてきました。
栃木弁にもね。今では流暢に栃木弁使える。そうけぇ?
予定より早く東京に着いてしまったので、都内をぐるぐる廻って時間潰し。
赤坂サカス(でいいのかな)、南青山、原宿、恵比寿と街並みを
ただただ車から眺めていました。
両親共々東京生まれなので、「ああ、昔はああだったのに、こんなビルが。」とか
「ホテルニュージャパンの跡こんなになってたの。」などなど。
ところで久しぶりにお墓参りすると、あるわあるわお墓の周りに
超高層マンションが。まるで雨後の筍の様に。
そんなに作ってどうするの?という程。そんなには必要ないでしょう・・・。
案の定、サブプライム問題とデベロッパーの高値期待で売り惜しみ、が祟って
好調だったマンション販売も去年から一転販売不振。
欲かき過ぎたんだなぁ。人間欲ばり過ぎるといけないなぁ。
それにしても連なる高層ビルを眺めていても、なんの感動も沸いてこないなぁ。
意匠を凝らしたガラス張りのビルが何棟たっても、建築的インパクトには欠ける。
単に肥大した資本の結果に過ぎない。「感動する建築」不毛の時代なのかな。
低層の商業施設の集積、高層は賃貸しオフィス、別棟に高級高層マンション。
リスクの少なそうな定形のコピーペーストの連続。
宇都宮なら1棟だけだからいいねぇ。これで十分。
「高い」というのは価値でも文化でもなんでもないような気がするけれど・・・どうなんでしょう。
緑豊かな方がいい。
田んぼの上を風がさぁーっと吹き抜けて、涼しい風が頬をなでる方が気持がいい。
数年過ぎて、ようやくそう思えるようになってきました。
>ochi
+Kaneda*mokko HP+