「出来れば壁の間いっぱいに、建物と一体になっているような感じが希望です。」Oさんのご希望は低く水平に伸び、お住まいと一体感が感じられる、というものでした。「それと配線も見せたくなく（ゴチャッとした感ありますからね）配線を差し替える時を考えて、取外し可能なつくりにしたいです。」基調となる色味がウォールナットでしたので、これもご希望に沿いブラックウォールナットで製作することになりました。

今回は結構配線孔があちこちに開いていて、どこからでも配線を出し入れすることができるようになっています。それと一部台輪部分に家具用コンセントを設置したので、既存のコンセントも無駄になっていません。

今回も何回か打合せを重ねる中で、修正したのですが、特に大きく印象をかえたのが、壁際に予定していた側板をやめたこと。Ｏさんも散々迷われていましたが、結果、壁際がとてすっきりして、重厚な印象ながらも軽やかな感じに仕上がりました。この「迷う」こともオーダーする時の楽しさでもあるんです。こちらにしてよかったですね。

取付完了後に「記念に写真をとりましょう！」とご家族と私で記念写真をパチリ。なんだか恥ずかしい。