Ｎさんは[ #043 Ｎ邸 ]のＮさんです。丁度キッチンのカウンターをお届けする前後あたりに、ＴＶボードの相談もさせて戴いていました。３月末頃は、なにかと忙しくて、お届けできたのは４月も半ばになってから。お待たせしてしまいました。当初はナラの突板でお話が進んでいたのですが、キッチンのカウンターを納めた時に、カットサンプルを実際に設置場所に置いて眺めてもらいました。いざ置いてみるとなんとなく合っていないような感じで、Ｎさんもそんな印象を持たれたようです。やっぱり現地で合わせてみるのが一番ですね。
「やっぱり床と同じ素材がいいですね。」ということで、チェリーに変わったのでした。しっとりとして、赤みがかった仕上り。
お届けした時に、一緒に液晶ＴＶもそれまでお使いのボードから移し変えてセッティングして終了です。「家具で部屋の印象がこんなにかわるんだね。」とＮさんの奥さん。そうなんです、がらっと変わる瞬間があるんですよ。

上段はデッキ類を３台分置けます。下段は抽斗３杯。右側は奥にコンセントがあるので、奥行きを浅くして、コードと干渉しないようにしました。お子さんのおもちやを仕舞うのにも丁度いいんです。コンセントの高さはだいたい決まっているので、ＴＶボードの背面にコンセントがあると、ボードの背面を抜きます。コードを通す通線孔を各仕切り板にあけているので、配線はなんなくできるようにしてあります。

手掛けはツマミを付けず、Ｕ字のストレートなかたち。柔らかい感じとシャープな感じの按配が丁度良いんです。