リビングの大きな開口からは、8本の障子によって陽光が柔らかな明かりに変えられています。
ウォールナットの床が障子とのコントラストを生み、空間を引き締めています。「和室には障子と畳」という既成概念が、ここでは意味の無いことのように、静かに物語っているようです。
木・土・紙__
素材が空間の素性を物語る。そのようなこともあるのではないでしょうか。クロスや木目がプリントされたシートなどの工業的な素材では、本当の素材の素性を感じ取ることは難しいと思います。現代では、フェイクなしには建物が成立しにくくなっていますが、身のまわりでは、少しでも「本当の」素材と接したいものです。
開口部が外と中との繋がり方を示す__
ここでは建物の隅を壁で隔てることなく、引き分けられる窓で構成されています。隅を開け放つと、部屋と自然が一体になれるような気分になります。ここでも、障子があかりの調整装置として大切な役割を果たして能しているのです。
はじめてオーダーメイドをご検討いただいている方にも、是非気兼ねなくお問合せください。
tel. 028-661-7797fax.028-661-7862お問合せ