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kaneda*mokko

2010.05.18 終わりの無い仕事

先日手直しの下見に伺った、栃木県南・藤岡町のお寺へ行ってきました。
正面蔀戸(しとみど)の羽目板が透いてきた、という内容。
社寺建築の場合、周囲が風通しが良く日当たりも良い場所が多いので
木材の乾燥が進みます。
逆に梅雨時期は、湿気てくるので、巾方向に膨らみます。
木は寸法が落ち着くまでに、とても時間が掛かるのです。

羽目板は框に溝を突いて納まっていますが、私たちは建具を組む前に
羽目板の状態で暫く静置しておき、収縮具合を見ながら
どのくらい溝の深さを突き、どれくらい羽目板を框にかけるかを決めます。
「見越しておいて、予め対処しておく」というのが職人の仕事とも言えると思います。
それでもこういうことも起こるので、私たちの仕事に「これでいい」はないなぁ、とつくづく考えさせられます。
>ochi

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